「心」や「精神」の問題についての正しい認識をもっていただくためページです。

キリの花(ごまのはぐさ科)

5月、高い木の枝先に、淡い紫色の花を下から順に咲かせ始めて、上向きの三角形を形づくる。花は、5〜6cmの釣り鐘型で、内側に濃い色の斑点があり、優しい香りに誘われて、小さな虫も集まってくる。木の質が良く、家具や楽器にも利用されるので、昔から各地で盛んに植えられた。木の成長が早く、農村では一家に女の子が誕生すると苗を植え、婚礼の時にはその木で箪笥を作ったという。

提供:画家 片山治之先生

片山画伯の御好意で先生作成の作品カレンダーから転載いたします。

2012.04.25■「社会的手続きと建前主義」

 法律がどんどん増える、減っていく法律は稀である。なぜ法律が増えるのか? おそらくは悪いことをする人が多いので、それを防ぐためである。そしてその法律によって動きにくくなるのは善良な人々であって、悪人はその法律をかいくぐって悪いことをする。
 銀行で自分のお金を下すのにも身分証明を要求される。いつもの顔なじみの行員さんであっても身分証明書を見せなければいけない世の中になっている。「今日は見せなくてもいい」というような融通はきかない。そのうちに、「身分証明書をもらうために身分証明書が必要となり、そのためには連帯保証人がいる」などという手続き過剰の世の中になってしまわないか心配だ。きちんとしなければいけないという建前主義が過剰になっているようだ。

2012.03.25■「社会保障の原点」

 現在の社会保障の始まりは、帝政ドイツのビスマルク時代にあるのではないかと言われている。帝国が近代産業を確立し戦争を遂行して行くためには、庶民の最小限の生活を保障しなければ、国家が成立しなくなるからである。その後次第にこれらの最低限保証が、国民の権利という概念に移り変わり、その水準も高くなってきたといえる。すべての成人国民が選挙権を持つ民主主義が確立され、「与えられる」社会保障から「自分たちで運営する」ものに変化した。ということは、これからの社会保障設計は国民自身に責任があることになる。最近のテーマである「世代間負担の不平等」についても、年寄りが保障低下を我慢するのか若者が高齢者に貢ぐのか、お互いの相談で決めなければならない。高度成長期のような経済拡大がないとすれば、現実的な選択を下さねば将来は暗いものになるだろう。


■今月の言葉

 
「維新と旧守」
 
 この2・3年「維新」という言葉がよく語られる。かつては「革命」という懐かしい言葉が主流であった時もある。何を「新たにする」のかについては議論が多いが、今のままではいけないというところは共通した不安であるようだ。
 既得権や既得権益を打破しなければ「維新」はあり得ない。ということは、「維新」で損をする人々がいることを認識・覚悟しなければいけない。おそらく誰も損することなく皆なが得する方法はないであろうと思われる。その意味では「維新派」と「旧守派」との厳しい戦いになるのだろう。さて、どちらにつくか?
 目先の損得か、日本の将来のための損得か? あまりのんびりしている時間はないようだ。

 

■医療と福祉の動向

 

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